2009年01月23日
理学療法士さんの目を通して
特養老人ホーム"かなや"の理学療法士 Yさんから、リアル野球盤について
コメントしていただくことができましたので ご紹介いたします。
◎精神面
・笑顔が多く見られた。
・喜怒哀楽がある。
・点が入った時、チームの方とハイタッチをし、嬉しい気持ちを共感する。
・試合に負けたチームから「悔しい」「次の試合までに練習する」などの発言が聞かれた。
・隣に座った他ユニットの方と会話をする様子あり。
<望める効果>
・普段は刺激の少ない環境での生活であるため、刺激が入り良い。
・活気が出る。
・自身の感情を他者と共感できる。
・目標ができる。
・生活に張りが出る。
・社会性が保てる。
◎身体機能面
・大きな声で声援をおくる様子が多く見られた。
・立位、歩行が不安定な方も、ボールを打つため自然と体を前後左右へ動かしている。
・ボールを打った後、ベースヘ向かって急いで歩く。
・普段はあまり動かない方が、打席へ向かう、ボールを打つ、ベースヘ向かって歩くな
ど、普段より多く動いていた。
・普段の歩行時は歩幅が狭い方が、前方へ転がってきたボールを打つため足を大きく一
歩前へ踏み出す様子が見られた。
・ボールの動きをきちんと目で追い、動きに合わせて手を動かしボールを打つ。ベース
を踏むために足元をしっかり見てベースヘ足を出す。
<望める効果>
・お腹から声を出す事は、療下機能にも良い。
・自然の勤きの中でバランス能力が強化できる。
・歩行能力が強化できる。
・四肢の協調性の向上が期待できる。
・運動量が増え、適度な疲労感が得られる。生活リズムの改善が期待できる。
◎リスク
・ボールを打つ際、ボールに向かって手を無理に伸ばしたり、足を出したりするのでバ
ランスを崩し転倒の危険あり。
→すぐに介助か出来る位置に職員が着く。
・ボールを打った後、ベースヘ急いで歩いて向かうため、前のめりになるなど転倒の危
険あり。
→ランナーには常に一人一人職員が着く。
・試合が白熱レ興奮したり怒り出してしまうことがある。血圧の変動に注意が必要。
→顔面紅潮等、様子を常に観察する。血圧測定を適宜行う。
・試合に負けた場合、気分が落ちてしまう方もいると考えられる。
→職員が声掛けをし、気分を落ち着かせる。また、テレビ観賞等その方の好きな事
に注意を向け、試合の事を考えないように促す。
理学療法士さんから 初めていただけたプロの目からのご指摘でした。
大いに参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
そして昨日は、1月20日のデイの方のリベンジマッチも行いました。
みごと、リベンジを果たし 1勝1敗。
決着は 27日にということになりました。
1 2 3 4 5 計
デイ(シヨート) 0 4 3 6 3 16
ロング 5 3 2 3 1 14
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Posted by 鈴木 久雄 at 11:27│Comments(0)
│福祉
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